写真は去年の夏に福岡で行ったバンクシー展に書いてあった1つの文章。その時はわからなかったけど僕はこの言葉がずっと頭から離れなかった。
最近になり、沢山の方と交流をしていく中で
この言葉の意味を理解する事が多くなってきた。
本人は自覚していない。
世界を変えよう。世の中をいい方向に変えよう。
とビッグ発言を連発していて、僕もその人の事は嫌いではない。
次第にその人の周りはその人の考えにのみこまれ
崇拝している人ばかり。
でも、俯瞰してみた時にその人の発言は
どんどんエスカレートしていてまるで自分が
神かのように全てを変えられると似た発言が
多くなってきてる。
この感覚。どこかで体験してるな。
そうだ。今まで僕が離れてきた人皆
自分の力を過信して人の思考まで支配しよう
としてきた人たちばかりだ。
本人はそんなつもりはない。
人の為に、世の中の為にと
いつのまにか自分の価値観に反する人を
否定するようになってくる。
まさに
「世界をより良いものにしたいと
望んでいる人間ほど危険なものはいない」
僕の解釈では
「世界をより良いものにできると本気で
思っている人間ほど危険なものはいない」
創造する=何かを破壊する
豊かになる=貧しい人もでてくる
便利になる=頭を使わなくなる
社会的に守られる=社会の奴隷になる
よく考えてみればそれは当たり前のこと。
世界を変えるよりも自分自身。
もしくは身の回りの人くらいにとどめて
おかないと多分大事な人の存在が見えなく
なってくるのかもしれない。
謙虚に。謙虚に。